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■農村舞台 浄瑠璃と現代舞踊共演■朝日新聞(徳島版)2009年06月01日
那賀町拝宮(はいぎゅう)の白人(しらひと)神社境内で31日、拝宮農村舞台公演があり、人形芝居や人形浄瑠璃が披露された。7回目となる今回、阿波踊りや、現代舞踊、人形芝居との共演が加わり、300人を超える観客が見入った。
(三輪さち子)
地元住民でつくる拝宮谷農村舞台保存会による人形芝居「えびす舞」で始まった。毎年練習をかさねており、えびす様の人形のひょうきんなしぐさに時々笑いが起きた。
舞台のまわりの自然の風景を、借景として取り入れるため、今年は壁を一部取り払った。最後の演目で、幕が下り、木々が背景に現れると、思わず歓声があがった。
保存会によると、200年以上前からこの地区には農村舞台があった。秋になると、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願い、人形芝居を楽しんでいた。戦時中から中断していたが、04年に復活した。保存会の井本満会長(79)は「こんなに多くの人が喜んでくれて本当にありがたい。ふだんは何もないところだけど、公演のおかげで元気になります」と笑顔で話した。
農村舞台に興味をもって集まった滋賀県立大の学生5人も、えびす舞に参加。金山和樹さん(22)は「鳥の声や、葉が風で揺れる音が、演目とマッチしていた」と話した。
県内各地の農村舞台を復活させる活動をしているNPO阿波農村舞台の会によると、県内には100棟の舞台が残っている。拝宮地区のように公演をしているのはその1割ほど。農村舞台は全国にあるが、歌舞伎用のものが多く、人形浄瑠璃用として使われた舞台は徳島が最多という。
10月3日から、「阿波人形浄瑠璃月間 ジョールリ100公演」(県など主催)が始まり、県内各地の農村舞台で公演が開かれる。
(写真)阿波踊りも加わってにぎやかな公演になり観客も一緒に楽しんでいた
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